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趣味・レジャー
2020.10.12

スポーツ保険は団体で加入できる?活動ごとに適切な保険を紹介

目次

スポーツにケガのリスクはつきもの。もしもの時に備えて、「スポーツ保険」に加入するのがおすすめです。スポーツ保険に加入することで、ケガをした際に補償を受けられるとともに、損害賠償などのトラブルに巻き込まれるリスクを減らせます。
では団体でスポーツ活動をしている場合は、どんなタイプのスポーツ保険に加入すればいいのでしょうか?活動内容や規模によって、加入できるスポーツ保険にはいくつか種類があります。そこでこの記事では、活動別におすすめのスポーツ保険を紹介します。

1スポーツ保険とは?

スポーツ保険と聞いても、あまり馴染みがないと感じる人も多いでしょう。まず、スポーツ保険の定義や種類についてわかりやすく解説します。

“スポーツ活動” をサポートしてくれる保険

スポーツ保険とは、その名の通りスポーツ活動中のケガや病気をサポートしてくれる保険のことです。

スポーツ保険に加入していれば、スポーツ中のケガや病気で入院や手術が必要になったとき、保険金を受け取れます。また、スポーツ中に誤ってものを壊してしまった場合や、遭難して救助活動が必要になった場合なども、保険金を受け取れることがあるため安心です。

スポーツ保険が必要な理由

スポーツ保険について知っても、「具体的にどんな危険があるの?」「自分が参加しているスポーツは危険なの?」と疑問に思う人は多いでしょう。公益財団法人スポーツ安全協会が発行する「スポーツ安全協会要覧(2020→2021)」によると、傷害発生率は下記の通りです。

  • ※公益財団法人スポーツ安全協会「スポーツ安全協会要覧(2020→2021)」より筆者作成

パーセンテージでみるとわかりにくいのですが、人数比に直すと下記の通りです。

アメリカンフットボール:約14人に1人
ラグビー:約17人に1人
バスケットボール:約25人に1人
硬式野球:約31人に1人
サッカー:約32人に1人
テニス:約35人に1人

上記のように、意外と高い割合で傷害が発生していることがわかるのではないでしょうか。

また、傷害種別事故発生状況の上位3位は下記の通りです。

  • ※公益財団法人スポーツ安全協会「スポーツ安全協会要覧(2020→2021)」より筆者作成

捻挫や骨折のリスクは、どんなスポーツにもあります。こういった理由から、スポーツ活動やその他の活動を行う多くの団体や個人が、スポーツ保険に加入しています。

2スポーツ保険には「団体向け」と「個人向け」がある

スポーツ保険には、「団体向けスポーツ保険」と「個人向けスポーツ保険」の2種類があります。

【団体向けのスポーツ保険】
活動している団体ごとに加入するスポーツ保険のことです。

例えば、チームやサークル、会社の体育会クラブといった“団体”でスポーツ保険に加入します。団体スポーツ保険では、スポーツにかかわる団体以外でも、ボランティア・地域活動団体、文化活動団体など、さまざまな団体が補償対象となります。

【個人向けのスポーツ保険】
個人で加入するスポーツ保険のことです。各保険会社が多くの商品を開発しており、補償内容や加入資格もさまざまです。

スポーツ以外に、レジャー中のケガ・病気も補償されるタイプのスポーツ保険もあります。サークル等でスポーツをしているとき以外でも、旅先でケガ・病気になるリスクは意外と高いので、レジャーも補償対象になるタイプの保険だと安心です。

少人数での活動や、活動頻度の低いサークルなどで活用するのもおすすめです。

3団体スポーツ活動のタイプで選ぶ!ぴったりなスポーツ保険は?

先に説明したようにスポーツ保険には、「団体向けのスポーツ保険」と「個人向けのスポーツ保険」があります。しかし例えば自分が運営しているスポーツサークルは、「どちらのどのような保険が適しているのか分からない」という方もいるでしょう。

そんな方に向けて、以下の「活動別」におすすめのスポーツ保険をご紹介します。

・年間で活動するスポーツサークルなら
・法人が行うスポーツ活動やサークルなら
・少人数のスポーツサークルなら
・たまに仲間とスポーツ活動をするなら

自分の所属する団体や活動ではどんなスポーツ保険が向いているのか、参考にしてみてください。

4年間で活動するスポーツサークルなら

一定のメンバーが年間を通して活動しているスポーツサークルでは、「団体向けスポーツ保険」に加入するのをおすすめします。

ここでは公益財団法人スポーツ安全協会の団体スポーツ保険「スポーツ安全保険」を例に詳細を解説します。

対象者は?

「スポーツ安全保険」で補償対象となるのは、4名以上のアマチュア団体です。加入できる団体には、例えば次のような種類があります。

・スポーツ活動
……スポーツ少年団、野球・サッカー・バレーボールのチーム、道場、大学・企業の体育会クラブ・サークルなど
・文化活動……文化サークル、文化教室など
・ボランティア活動……清掃、緑化、防災等の活動団体など
・地域活動……学童保育、放課後子ども教室など

補償内容は?

スポーツ安全保険で補償されるのは次の3種類です。

傷害保険 要件を満たす死亡、後遺障害、入院、手術、通院を補償。団体での活動中およびその往復中が対象
賠償責任保険 他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりしたことにより、法律上の損害賠償責任を負うことによって被った損害を補償
突然死葬祭費用保険 急性心不全や脳内出血などの突然死によって親族が負担した葬祭費用を補償

保険料は?

一般団体の加入の場合、1人あたりの年間保険料は、以下のようになっています。

・中学生以下(団体活動と個人活動の両方が補償対象のケース)……1,450円
・高校生以上64歳以下(指導・審判を含むスポーツ活動をするケース)……1,850円
・65歳以上(指導・審判を含むスポーツ活動をするケース)……1,200円
・指導・審判を含む危険度の高いスポーツ活動をするケース(全年齢)……1万1,000円

他にも、補償範囲や活動内容によって保険料の設定は変わるため、詳しくは公式ホームページを確認してください。

スポーツ安全保険に加入するときは、「加入依頼書で手続きする方法」と「インターネットで手続きする方法」があります。加入依頼書の場合、指定銀行や郵便局(ゆうちょ銀行)での手続きが必要です。またインターネット手続きには、会員登録と会員IDの取得が必要です。

5法人が行うスポーツ活動やサークルなら

法人が運営しているスポーツ団体なら、先述の「スポーツ安全保険」に加えてスポーツ安全協会の「スポーツ・文化法人責任保険」への加入を検討してもいいでしょう。

先ほど紹介した「スポーツ安全保険」は、個人が被保険者となり補償を受ける保険です。そのため“法人の損害賠償責任”は補償対象に含まれません。一方、「スポーツ・文化法人責任保険」では、法人がこうむるリスクを補償します。

対象者は?

加入できるのは以下の法人です。

・株式会社
・有限会社
・公益財団法人、一般財団法人、公益社団法人、一般社団法人
・特定非営利活動法人(NPO法人)
・社会福祉法人

さらに、次のような活動形態を持っている必要があります。

・スポーツ関係法人……総合型地域スポーツクラブ、体育協会、競技団体、会員制スポーツクラブ、スポーツ振興団体の運営を行う法人など
・文化/芸術関係法人……文化/芸術振興・支援団体、カルチャーセンターの運営を行う法人など
・子ども支援関係法人……小学生が対象の学童保育、放課後子ども教室の運営を行う法人など
・ボランティア等関係法人……まちづくり、災害、環境、医療を除く福祉、教育などの支援団体を運営する法人など

補償内容は?

補償できる事故は、次の通りです。

・保険期間中に法人が日本国内で行う社会教育活動によって生じた事故
・上記活動のために所有・使用・管理する動産に生じた事故

要件を満たす事故が発生し、法人が法律上の損害賠償責任を負担した場合、保険金支払いの対象となります。

例えば法人が運営するスポーツ大会で落雷が発生し参加者が障害を負った場合です。「落雷を認識していたにもかかわらず、法人が大会を中止しなかった」など損害賠償責任を負うケースが「スポーツ・文化法人責任保険」の補償の対象となります。

保険料は?

保険料は法人の売上高に応じて変わり、年間2万1,000(売上高3,000万円未満)~35万円(30億円以上50億円以下)まで幅があります。

スポーツ・文化法人責任保険に加入するには、「スポーツ・文化法人責任保険加入依頼システム」に接続し、法人IDの発行を受ける必要があります。その後、決算書類を用意し、売上高等を入力して申し込みます。

6少人数のスポーツサークルなら

4人未満など少人数のスポーツサークルを運営している場合、先述した団体向けのスポーツ保険には加入できません。そのため、月額で加入できる個人向けのスポーツ保険が適しているでしょう。

ここでは、ドコモAIほけん「アウトドア保険」を例に、補償内容や保険料を説明していきます。

対象者は?

アウトドア保険」は申込日時点で満18歳以上70歳以下の日本居住者であれば、誰でも気軽に加入を検討できます。

補償内容は?

アウトドア保険」の補償内容は、次の通りです。

補償内容 適用範囲
救援者費用補償 緊急の捜索・救助活動を要する状態となり、費用を負担した場合
個人賠償責任補償 他人にケガをさせたり、他人の物を壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負った場合
死亡・後遺障害 ケガをして亡くなった場合や、後遺障害が生じた場合
入院・通院補償 ケガをして入院・通院治療が必要になった場合
携行品補償 携行品に損害が生じた場合

アウトドア保険」では、登山やマリンスポーツ、スキーなどのアウトドアレジャー時の事故だけでなく、たとえば以下のような日常のリスクにも備えられます。

・自転車を運転中、誤って歩行者と接触しケガをさせた(個人賠償責任補償)
・買い物中、誤って商品を壊してしまった(個人賠償責任補償)
・旅行中、誤ってカメラを落として壊してしまった(携行品補償)

保険料は?

アウトドア保険」には3つのプランがあり、プランによって補償内容や補償される金額に違いがあります。各プランの保険料は次の通りです。

・ライトプラン……月額290円
・スタンダードプラン……月額860円
・プレミアムプラン……月額2,120円

アウトドア保険」に加入する場合、ホームページ上で簡単に手続きができます。プランを選択した後、dアカウントでログインし内容確認等を行うだけです。「ドコモ払い(電話料金合算払い)」「クレジットカード払い」の2つを選べるのですぐに決済が完了できます。

7たまに仲間とスポーツ活動をするなら

仲間とスキーに行くなど「たまにスポーツ活動をしたい」という人もいるでしょう。そんなときは、団体向けのスポーツ保険や月額利用の保険ではなく、個人向けのスポーツ保険に「都度加入」するのがおすすめです。

ここでは、スマホで手軽に1日から加入できる、ドコモワンタイム保険「スポーツ・レジャー保険」を例に補償内容や保険料を説明していきます。

対象者は?

スポーツ・レジャー保険」は、個人向けの保険です。15歳以上であれば、加入を検討できます。

補償内容は?

スポーツ・レジャー保険」の補償内容は次の通りです。

補償内容 適用範囲
死亡・後遺障害保険金 死亡した場合や、後遺障害が生じた場合
入院保険金 入院した場合
手術保険金 手術した場合
賠償責任保険金 他人にケガをさせたり、他人の物を壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負った場合
携行品損害保険金 携行品に損害が生じた場合
救援者費用等保険金 緊急の捜索・救助活動を要する状態となり、費用を負担した場合

スポーツ・レジャー保険」があれば、たとえば次のようなリスクにも備えられます。

・スノーボードを楽しんでいる最中にケガをしてしまった(入院保険金や手術保険金)
・サッカーをしているとき、他人にケガをさせてしまった(賠償責任保険金)
・持参したスポーツ用品を紛失してしまった(携行品損害保険金)

保険料は?

スポーツ・レジャー保険」には3つのプランがあり、プランによって補償内容や補償される金額に違いがあります。各プランの保険料は次の通りです。なお、保険期間は1泊2日です。

・おてがるプラン……300円
・おすすめプラン……410円
・しっかりプラン……590円

スポーツ・レジャー保険」は、スマホで簡単に申し込みができます。申込書類への記入や診断書の提出は不要で、保険料は携帯料金と合算して支払い可能です。

8「団体」と「個人」のスポーツ保険の違い

ここではあらためて「団体向けのスポーツ保険」と「個人向けのスポーツ保険」の違いをまとめます。

スポーツ団体を運営しているなら、先述したように団体の活動内容や人数などで加入するスポーツ保険を決めましょう。

一つの団体にしか所属していない場合は、団体のスポーツ保険でリスクをカバーできます。しかし複数の団体に所属している場合は、別途個人のスポーツ保険に加入することも検討しましょう。さらに「自分の活動に合わせてピッタリの補償内容や掛け金を選びたい」「団体活動中以外の補償も必要」と考える人は、個人のスポーツ保険が適しています。

団体 個人
加入できる人 団体の構成員 個人、夫婦、家族など、各保険会社によって異なる
補償範囲 加入団体の活動中のケガや病気など スポーツ、レジャーなど特定の活動中のケガや病気など、各保険会社によって異なる
補償内容(例) ・傷害保険
・賠償責任保険
・突然死葬祭費用保険
(団体での活動中に限る)
・死亡・後遺障害保険金
・入院保険金
・手術保険金
・賠償責任保険金
・携行品損害保険金
・救援者費用等保険金
掛金 年齢区分等で決まる 年齢区分の他、補償内容によって変わる
メリット ・割安な掛金で一定の補償を受けられる
・保険商品を比較検討する手間がかからない
・活動に応じてピッタリな補償内容を選べる
・活動によっては、掛金が安くなることがある
デメリット ・加入団体が要件を満たしていないと加入できない
・複数の団体に所属している場合、加入団体ごとに掛金を負担しなければならない
・自分の活動に合ったプランを選べない
保険商品を比較検討する必要がある

9ドコモの「スポーツ・レジャー保険」でいざという時も安心

いろいろな種類のスポーツ保険がありますが、スポーツの種類や行う頻度、危険度などを考慮して保険を選ぶのが賢い方法です。

特に団体であっても少人数でのスポーツ活動だったり、活動頻度が低かったりする場合は、ドコモの「スポーツ・レジャー保険」がおすすめです。1日から加入できるため、活動状況に合わせて柔軟に対応することができます。

表.ドコモ「スポーツ・レジャー保険(おてがるプラン・おすすめプラン)」
補償内容 適用範囲
死亡・後遺障害保険金 ケガによって死亡、または後遺障害が残った場合
入院保険金・手術保険金 入院や手術のための費用が発生した場合
賠償責任保険金 他人にケガをさせたり、他人の物を壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負った場合
携行品損害保険金 自分の持ち物が壊れたり盗まれたりした場合

死亡・後遺障害・入院・手術・賠償責任・携行品損害など必要な補償が一通り揃っており、1泊2日で300円(おてがるプラン)から加入できます。ケータイ・スマホから手続きもできるので、毎月のケータイ料金と一緒に請求されるので支払いも便利です。

スポーツに危険はつきものです。スポーツ中に突然ケガをしてしまうと、想像を超える金額の医療費がかかってしまうかもしれません。団体でも個人でも、安心してスポーツを楽しむためにスポーツ保険に加入しましょう。

※本記事は2021年2月19日時点の内容であり、将来の商品改定によっては内容が変更になる可能性がございます。

文・水瀬理子(フィナンシャル・プランナー)

税理士法人での勤務経験を持つファイナンシャルプランナー。「お金の相談役」として、投資・相続・ライフプランに関する数多くの提案をしてきた。現在は執筆業を中心に幅広く活動している。

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