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2021.12.24

親の車を借りるとき、自動車保険はどうすればいい?補償を受けるための方法を教えます

目次

親に車を借りて運転するケースには、実は思わぬリスクが潜んでいます。保険の加入状況によっては事故を起こしても自動車保険から補償を受けられないケースがあります。

親の車を運転するとき自動車保険から補償を受けるにはどうすればいいのでしょうか。本記事で分かりやすく解説します。

1親の車を借りるときに必要な自動車保険の確認

  • (画像= umaruchan4678 / stock.adobe.com)

親の車を借りるとき、まずは親が加入する自動車保険から補償を受けられるか確認しましょう。以下2点をチェックすれば、親の車を運転するときに補償を受けられるかどうか分かります。

● 運転者の範囲
● 年齢限定条件

それぞれ解説します。

親の車を借りるときとはどんな場合?

自動車保険の話に入る前に、まずは親の車を借りるシチュエーションを考えてみましょう。

親戚の集まりなどで年に数回運転する場合や毎週末親の車でドライブするケースなどが考えられます。親子ですから日常的に貸し借りを行っているケースも珍しくはないでしょう。

ちなみに子が親の車を運転し、万が一対人事故を起こしたとき、賠償責任を親が負うケースがあります。この場合の親は「運行供用者」とされ、賠償責任を負うと法律で定められているためです(自動車損害賠償保障法3条)。

自分だけでなく親を守れるかどうかにもかかわってきます。万が一事故を起こした場合に 親の自動車保険が適用されるかどうかを事前にチェックしましょう。

運転者の範囲

親の車を運転するとき、親が契約している自動車保険の「運転者の範囲」を確認しましょう。自分がその範囲に含まれているなら、仮に親の車を運転中に事故を起こしてもその自動車保険から補償を受けられます。

運転者の範囲は自動車保険ごとに異なりますが、概ね以下のいずれかに設定されています。

【自動車保険 運転者の範囲】
本人限定:契約者だけを補償
夫婦限定:契約者とその配偶者を補償
家族限定:契約者と同居の家族を補償
限定なし:誰が運転していても補償

親の自動車保険が「本人限定」か「夫婦限定」となっている場合、子は補償を受けられません。「家族限定」の場合、親と同居の子か、または別居の未婚の子なら補償対象です。親と別居している既婚の子は「限定なし」でないと補償を受けられないので注意しましょう。

以下にまとめました。

【運転者の範囲別 子が運転した場合の補償の可否】
親の自動車保険
運転者の範囲
親と同居 親と別居
本人限定 × ×
夫婦限定 × ×
家族限定 未婚:〇
既婚:×
限定なし

運転者の年齢限定条件

「年齢限定条件」も確認しましょう。自動車保険は運転者の範囲同様、年齢によっても補償対象を限定していることがあります。例えば、「26歳以上限定」というような条件が付いている場合は、親と同居している25歳以下の子供は補償の対象となりません。ただし、親と別居している子供は25歳以下であっても年齢限定条件の対象外になるため、補償の対象となります。

まとめると、親の車を運転するときは「運転者の範囲」と「年齢限定条件」をチェックし、自分が補償対象に含まれるか確認することが大切です。

運転者の限定をするのはなぜか

自動車保険の運転者を限定するのは保険料を安くするためです。運転者を限定すれば保険会社が保険金を支払う確率は下がります。将来の保険金支払いの可能性が下がるため、保険会社が集める保険料も少なくなるのです。

夫婦だけで暮らしている親の車を運転する場合は特に注意しましょう。同居家族が少ないほど運転者の限定を行いやすいので、あえて子を補償範囲から外している可能性が高いと考えられるためです。

2「一時的に」親の車を借りるとき、自動車保険はどうする?

  • (画像= maroke / stock.adobe.com)

上述のポイントを押さえ、ここでは「一時的」、つまり年に数回しか親の車を借りない場合における自動車保険の加入の考え方について解説します。

以下3つのケースについて確認しましょう。

● 親の自動車保険を使う
● 自分の自動車保険に他車運転特約を付ける
● 一日自動車保険に加入

親の自動車保険を使う

親が加入している自動車保険から補償を受ける方法です。上述の通り、自分が補償範囲に含まれていれば親の自動車保険から補償を受けられます。

最初から補償範囲に含まれているなら問題ありませんが、含まれていないなら更新時などに補償範囲を拡大させる必要があります。ただ、頻繁に親の車を借りるわけではない場合は保険料が無駄になりやすいデメリットに注意が必要です。

通常、自動車保険は1年単位で契約することが多いです。したがって補償範囲を拡大すれば保険料が1年を通して上昇します。年に数回しか親の車を運転しないなら保険料を無駄にしてしまう可能性が高いため注意しましょう。

自分の自動車保険に他車運転特約を付ける

自分の自動車保険から補償を受ける方法です。「他車運転特約」を付帯させることで親の車を運転しているときも補償されるようになります。

上述した「親の自動車保険を使う」方法だと、事故を起こした場合に親の保険の等級が下がり、事故を起こした翌年以降の保険料が高くなります。一方、自分の自動車保険から補償を受ければ親の等級は無事です。「自分が起こした事故で親の等級を下げたくない」という方におすすめの方法といえるでしょう。

注意したいのは親と同居しているケースです。他車運転特約は一般に同居家族の車を補償対象外としているため、親と同居している場合は選べません。

また親の自動車保険を使うときと同様、頻繁に親の車を運転するわけではない方は保険料が無駄になりやすい点にも注意しましょう。

1日自動車保険に加入

親や自分の自動車保険と別に、新しく一日単位の自動車保険に加入する方法です。短い期間で契約できるため、年に数回しか親の車を運転しない方に推奨されます。

上述の通り、通常の自動車保険は1年単位での契約が一般的です。上記2つの方法は通年で補償範囲を拡大させるため、一時的に車を借りるケースでは保険料が無駄になりやすいデメリットがありました。

1日自動車保険なら必要なときだけ加入できます。親の車を運転する機会が少ない方なら保険料を節約しやすいでしょう。

一時的に親の車を借りるときは1日自動車保険がおすすめです。親の車の運転予定があるときはあらかじめ加入しておきましょう。

ドコモワンタイム保険の「1日自動車保険」なら1日800円から加入できる

1日自動車保険はいくつかの保険会社が提供していますが、ドコモユーザーならドコモワンタイム保険の「1日自動車保険」はいかがでしょうか。1日800円の保険料から加入でき、いずれのプランでも対人・対物保険金額は無制限です。

ドコモワンタイム保険の「1日自動車保険」は後で詳しく解説します。

3「定期的に」親の車を借りるときには自動車保険をどうすればよいか

「定期的に」親の車を運転する場合、自動車保険はどうすればいいのでしょうか。簡単に解説します。

親の自動車保険の運転者範囲、年齢限定条件を見直す

親の車を定期的に使う場合、親の自動車保険の補償対象に自分が含まれるよう補償範囲を見直しましょう。頻度によりますが、1日自動車保険より保険料が安くなる可能性があるためです。

親の自動車保険の運転者の範囲を「家族限定」に設定すると、同居の子と別居の未婚の子を補償対象に含められます。「限定なし」なら別居の既婚の子も対象です。

年齢限定条件にも気を付け、自分が補償内容に含まれるようにしましょう。

子どもが別居+車所有なら他車運転特約を付けるのも選択肢

既婚で親と別居しており、自身でも自動車保険に加入しているなら他車運転特約に加入するのもありです。同居している親の車は他車運転特約の補償対象外ですが、別居しているなら補償に含まれます。

親の自動車保険の運転者の範囲を拡大させる方法とどちらがお得になるか、比較検討して選びましょう。

同居の子も車所有ならそれぞれの運転者の範囲を見直し

親と同居している子も車を所有しているとき、2台それぞれの自動車保険の運転者の範囲を見直しましょう。親と子それぞれが互いの車を運転する場合、双方の自動車保険の運転者の範囲も「家族限定」か「限定なし」にしておくと安心です。

ドコモワンタイム保険の「1日自動車保険」の補償内容

定期的に乗る場合でも、頻度がそう多くないならやはり1 日自動車保険の商品も選択肢です。

ここでドコモワンタイム保険の「1日自動車保険」について詳しく確認しましょう。3つのプランがあり、いずれも1日単位で最大7日間の契約が可能です。補償内容を以下にまとめました。

【ドコモワンタイム保険の「1日自動車保険」 3つのプラン】
シンプル レギュラー プレミアム
保険料(1日) 800円 1,800円 2,600円
対人賠償責任保険 無制限 無制限 無制限
対物賠償責任保険 無制限 無制限 無制限
対物超過修理費特約 自動セット 自動セット 自動セット
搭乗者傷害特約
(一時金)
1,000万円
(一時金10万円)
1,000万円
(一時金10万円)
1,000万円
(一時金10万円)
自損事故傷害特約 補償あり 補償あり 補償あり
車両搬送・緊急時応急対応費用補償特約 15万円 15万円 15万円
借用自動車の復旧費用補償特約 300万円
自己負担額15万円
(対物事故限定)
300万円
自己負担額15万円
弁護士費用等補償特約 300万円

3つのプランの違いは「借用自動車の復旧費用補償特約」と「弁護士費用等補償特約」です。前者は借りた車の修理費や買い替え費用を、後者は事故の相手方に損害賠償請求を行う場合などの弁護士費用を補償します。より充実させたい方は「プレミアムプラン」を選ぶといいでしょう。

サポート体制や付帯サービスも充実しています。以下にまとめました。

【ドコモワンタイム保険「1日自動車保険」 事故対応サポート】
安心のサポート体制 ● 国内損害サービス拠点236カ所(2020年7月時点)
● 損害サービス拠点スタッフ10,700名(2019年7月時点)
● 自動車保険事故対応件数282万件/年(2019年度実績)
事故現場アシスト ● 事故現場での電話によるアドバイス
● 修理工場・病院等への各種手配、被害者への連絡
付帯サービス ● スペアタイヤ交換
● バッテリーの点検、ジャンピング
● インロック時のカギ開け(一般のシリンダー錠)
● 燃料切れ時ガソリン配達サービス
● おクルマ故障相談サービス

1日自動車保険を選ぶポイントは、親の車を運転する頻度です。頻繁に運転するなら親か自分の自動車保険の補償範囲を拡大させたほうが保険料は安くなるでしょう。ただ、年に数回なら1日自動車保険のほうが少ない負担で加入できる傾向にあります。

親の車を運転する場合、どちらが有利かよく確認して判断しましょう。

4親の車の運転は補償範囲に注意 1日保険の検討も

親の車を借りるとき、自動車保険から補償を受けられるか必ずチェックしましょう。「運転者の範囲」と「年齢限定条件」を確認すると補償の対象になっているか判断できます。補償対象外なら保険の見直しを行いましょう。

年に数回しか借りない場合は一日自動車保険がおすすめです。ドコモワンタイム保険の「1日自動車保険」なら1日単位で加入でき、充実した補償とサポートを受けることができます。

ドコモユーザーならスマホからその場で加入できます。親の車を運転する予定がある方は一度検討してみてください。

※本記事は2021年8月15日時点の内容であり、将来の商品改定によっては内容が変更になる可能性がございます。

文・若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。
関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。
AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。

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