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保険の基礎知識
2021.06.28

損害保険は種類がさまざま 選び方のポイント3点を教えます!

目次

交通事故やスポーツ中のケガ、自然被害など、日常生活には偶然生じるさまざまなリスクが潜んでいます。その対象は自動車や住宅、自身や他人の身体など多岐に及びます。そういった不測の損害に対応した「損害保険」の種類もさまざま。今回はこの損害保険の種類と選び方のポイントを紹介します。

1損害保険とは

損害保険の商品内容や生命保険との違いなどについて、まずは基本的な知識を確認しましょう。

そもそも損害保険はどのような商品なの?

損害保険は、自然災害や交通事故、盗難被害といった日常生活に潜む偶然生じる危険(リスク)によって生じる損失をカバーするための保険です。

損害保険でカバーできる対象範囲は幅広く、自動車や家といったモノ、交通事故や海外旅行中のケガ、事故を起こした際の相手への賠償といった賠償責任に対応することもできます。保険の対象もさまざまで、保険の種類や契約内容によって変わります。

生命保険と何が違うの?

生命保険と損害保険では、保険の対象と保険金の給付内容が大きく異なります。生命保険が「人の生死」に関して「一定額の保険金」を支払うのに対し、損害保険は偶然の事故によって「モノ」に生じる損害や「ケガ」で生じる損害を「補填」する保険です。

貯蓄と保険はどう違う?

万が一のときに備える方法としては、保険のほかに貯蓄も考えられます。リスクへの備え方として、2つの違いについて確認しましょう。

保険は事故や災害などによって損失が生じれば保険金を受け取れますが、何も起こらなければ支払った保険料は戻ってきません。一方の貯蓄は、何も起こらなければ貯めたお金を別のことに自由に使うことができます。一見すると貯蓄のほうがおトクに思えますが、そうではありません。

例えば、火災や地震で家が燃えてしまった場合、建て直しや修繕には数百万円から数千万円の費用が掛かることも起こりえます。これだけのお金を貯蓄だけでまかなえる人はごく一部です。

また、結婚して子どもが産まれたばかりの家庭や家を購入した直後の家庭が万が一に備えられるだけの貯蓄額を確保するのは難しいでしょう。

ほとんどの保険では、何も起こらなかった場合に支払った保険料は戻ってきませんが、少額の保険料で多額の損失に備えることができます。万が一のことが起こった場合、保険の契約が成立していれば、その日から保険金を受け取ることができます。

つまり、偶然の事故や災害によって生じる「多額の備えが必要になるリスク」に対して、保険はとても優れた商品なのです。

2損害保険の種類とは?それぞれの注意点についても解説

では、ここからは具体的に、損害保険の種類とそれぞれの特徴や注意点を解説します。

住まいに関する保険

<火災保険>
火災保険は「住まいに関する保険」の基本となる保険です。名前に「火災」と入っていますが、台風・暴風などによる「風災」や洪水で浸水した家具や土砂崩れによる家の倒壊などの「水災」、「盗難・水濡れ」、日々の暮らしの中で起こりがちな建物や家財の思わぬ「破損・汚損」なども補償の対象です。

ただし、火災保険によっては「盗難・水濡れ」や「破損・汚損」はオプションとなっていることもあります。

<地震保険>
地震を原因とした損失が補償される保険です。火災保険は住まいのリスクに関して幅広く補償されますが、例えば地震による火事で建物が燃えた場合は原因が地震にあるため、火災保険では補償されません。地震保険は単体では契約できず、必ず火災保険とセットで契約します。

火災保険でカバーできる範囲は?賃貸の場合はどうする?

住まいに関する保険では「火災保険+地震保険」で備えるのが基本ですが、火災保険の項目でもご紹介したように、保険によっては「盗難・水濡れ」や「破損・汚損」は基本補償に入っていなかったり、「家財保険」などに分けられていたりする商品もあります。保険の補償範囲を確認し、必要に応じて火災保険のオプションや家財保険などを併用しましょう。

賃貸契約の場合、建物は自分のものではないかもしれませんが、「家財」を守るために火災保険は必要です。また、もし自分の不注意で火事を起こしてしまった場合、建物の現状回復義務が生じますが、一般的な火災保険にはこういったリスクに備える「借家人賠償責任補償」がついています。

ほとんどの賃貸契約では火災保険の加入が義務付けられていますので、契約時には補償内容を確認しましょう。

自動車に関する保険

<自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)>
交通事故で他人を死亡させてしまったり、ケガを負わせたりすることによる損害賠償責任が補償される保険です。すべての自動車に加入することが義務付けられている強制保険になります。

自動車の運行によって、他人にケガをさせたり、死亡させたりした場合に保険金が支払われるため、運転手自身のケガや自動車の修理代、電柱に衝突してケガをしたなど単独の事故は対象外になります。

<自動車保険>
自動車保険は自賠責保険ではカバーできない自動車を取り巻くリスクに備える保険です。

例えば、交通事故による他人の自動車や建物に対する損害、自分や同乗者のケガ、自分が乗っていた車の損害が生じた場合に保険金が支払われます。

ドコモワンタイム保険の「1日自動車保険」のように、車を運転する当日のみ、24時間単位で加入できるタイプもあります。

身体に関する保険

<医療保険>
医療保険は病気やケガで入院した際に掛かる費用が補償される保険です。治療費や入院に伴う諸費用、高度先進医療を受けた場合の技術料が生じた場合に保険金が支払われます。

ドコモのAIほけんの「医療保険」は月額330円から加入でき、疾病による入院・手術を補償します。必要に応じて三大疾病特約、総合先進医療特約、女性特約をつけることも可能です。

<傷害保険>
傷害保険はケガによる死亡、入・通院をした際に掛かる費用が補償される保険です。補償内容は保険の種類(契約内容)によってさまざまで、階段を踏み外したケガ、料理中の火傷や旅行中のケガなどに対して保険金が支払われます。

医療保険との違いは、カバーできる病気やケガの種類、加入条件にあります。

医療保険は病気やケガに幅広く対応していますが、保険金が支払われるのは基本的に入院・手術、そして入院後に通院が必要な場合に限られます。一方、傷害保険では病気に対して補償はされず、ケガに関しても「急激かつ偶然な外来の事故」に限られますが、ケガに対しては入院を伴わなくても補償を受けることができます。

また、医療保険に加入する場合は過去の病歴や健康状態を申告する必要がありますが、傷害保険では加入時にこれらを申告する必要はありません。

ドコモのAIほけんの「ケガの保険」では、交通事故、仕事中、家庭内など、日常生活でのケガを広く補償する「いつでもタイプ」のほか、ゴルフ中のケガに特化した「ゴルフタイプ」、交通事故によるケガに特化した「交通タイプ」があります。ライフスタイル応じて、自分に合ったものを選べるのが特長です。

<所得補償保険>
所得補償保険は、病気やケガで働けなくなった場合の所得が補償される保険です。病気やケガで働けなくなった場合に一定期間、保険金が支払われます。
このコロナ禍において自宅療養を命じられ、働けなくなった場合でも保険金が支払われます。

所得補償保険には免責期間が存在します。通常30日から180日で設定されるものが多い中、ドコモのAIほけんの「所得補償保険」は免責期間4日と短く、短期的な就業不能でも補償を受けられるのが特長です。

レジャー、旅行時の保険

<国内旅行傷害保険、海外旅行保険>
国内旅行傷害保険、海外旅行保険は旅行中のトラブルに対応する保険です。旅行中にケガをした場合の治療・救援費用や、店のものを壊してしまったときの賠償金、旅行中に盗難にあった場合に保険金が支払われます。
ドコモワンタイム保険の「国内旅行保険」「海外旅行保険」は1日~1か月までの間で必要な日数だけ加入できます。スマホで簡単に当日空港からでも申し込める点も魅力です。

<アウトドア保険/スポーツ・レジャー保険>

アウトドア保険やスポーツ・レジャー保険は、レジャーの中でも自然との触れ合いが醍醐味なアウトドア中のケガやスキー、スノボ、マリンスポーツ等のスポーツ中の事故の費用、損害賠償が補償される保険です。自分や他人のケガ、持ち物だけでなく、保険のプランによっては救援者費用なども補償の対象になります。

ドコモのAIほけんが提供する「アウトドア保険」は、キャンプ、登山等のアウトドアのほか、スキー・スノボ、マリンスポーツ、釣りなど幅広いスポーツ・レジャーに対応しており、保険料と補償内容に応じて「ライト」「スタンダード」「プレミアム」の3つのプランから選ぶことができます。アウトドア保険は月額制ですが、1日から短期間のみ加入したい方向けに、ドコモワンタイム保険の「スポーツ・レジャー保険」もあります。

<ゴルフ保険>
ゴルフ保険はゴルフ中のケガや事故の費用や損害賠償が補償される保険です。

例えばゴルフ中にカートが転倒して下敷きになった場合、他人にボールを当ててケガをさせてしまった場合、高価なゴルフクラブが盗まれてしまった場合など、ゴルフ中のケガや事故を補償する保険です。

ゴルフ保険には、ホールインワンやアルバトロス(ホールインワンより難しいショット)を達成したお祝い名目での高額なパーティー費用に対しても保険金が支払われます。

ドコモのAIほけんが提供する「ゴルフ保険」は月々100円から加入することができます。
また、たまにゴルフに行く人等、1日だけ加入したい方向けに、ドコモワンタイム保険の「ゴルファー保険」もあります。

<カードに付帯されている保険>
これまでご紹介してきたレジャー・旅行時の保険は、クレジットカードに付帯されていることがあります。例えばドコモのクレジットカードである「dカード GOLD」には、「国内旅行保険」と「海外旅行保険」が付帯されています。また、29歳以下の会員であれば、通常のdカードであっても国内旅行保険、海外旅行保険が付帯します。

その他の保険

<自転車保険>
自転車保険は自転車によるケガや損害賠償等が補償される保険です。自身のケガや他人にケガをさせてしまった場合、またモノや建物に損害を出してしまったときに保険金が支払われます。最近では損害賠償金が高額になるケースもあり、自転車保険を義務付ける自治体も増えています。

ドコモサイクル保険」には「個人プラン」「夫婦プラン」「家族プラン」の3つのプランがあります。家族プランは月額940円で、4人での利用なら1人あたり235円と非常にお手頃です。

<個人賠償責任保険>
個人賠償責任保険は身近な事故の損害賠償費用等が補償される保険です。日常生活において、他人のモノを壊したり、他人にケガをさせてしまったりした時など、法律上の損害賠償責任を負担する場合に保険金が支払われます。自動車保険や火災保険、傷害保険などの特約として契約することができます。

AIほけんの「損害賠償保険」では、上記のような場合の補償はもちろん、示談交渉が必要な場合には東京海上日動に任せることができるので安心です(国内での事故に限る)。

<ペット保険>
ペット保険は、ペットの万が一のケガや病気の時の費用が補償される保険です。ペットには人間の健康保険のような制度がないので、病気やケガなどの治療は全額飼い主の負担になります。ペット保険ではこうしたペットの病気やケガの時に保険金が支払われます。

3損害保険の選び方 3つのポイント

1)どのようなリスクに備えたいか

最初に大切なのが、備えるリスクの範囲を決めることです。補償範囲の広い保険に加入すれば保険料が高額になりますが、自分に必要な補償範囲に絞れば保険料を節約しつつも特定のリスクに対して手厚い補償を受けることができます。

例えば、住まいに関するリスクであれば、自治体のハザードマップなどでどのような災害が起こりやすいのか確認したり、乗り物やレジャーに関するリスクは普段の移動手段や休日の過ごし方などを振り返ったりすることで、必要な火災保険や傷害保険、レジャー保険などを検討してみましょう。

2)誰が対象か

一部の損害保険には家族全員で加入することができるものもありますが、対象者が増えるとその分保険料も高額になります。

家族といっても普段の行動範囲や休日の趣味、ケガのしやすさなどは異なります。一人ひとりに合った保険を考えた上で加入したほうが、結果として割安になることもあります。

ただし、家族で旅行に行ったり、同じ趣味を楽しんだりする場合は家族保険を検討しましょう。

3)すでに入っている保険と重複していないか

損害保険は生命保険と違い、あくまで損害の「補填」が目的です。したがって、あるリスクに過度な保険を掛けていても、基本的に自分が受けた損失以上の保険金を受け取ることはできません。

特に傷害補償や、他人にケガをさせた場合の補償、そしてモノに関する補償などは、似た内容が多く重複しやすい補償です。また、前述のようにクレジットカードに保険が付帯していることもあるので、保険証券やクレジットカード規約などで必ず内容を確認しましょう。

4ライフスタイルに合わせて最適な保険を考えよう

自分に合った保険を選ぶのは難しい作業ですが、自分のライフスタイルを考え、将来のリスクを最小限にする最適な保険を考えましょう。ドコモの「AIほけん」は、ここまでご紹介したようにさまざまな保険・サービスを取り扱っており、日常・非日常の場面で起こり得るリスクに幅広く対応しています。スマホで簡単な質問に答えるだけで自分に合った保険・サービスをAIがカスタマイズしてくれるので、不要な保険に入ってしまったり、本当は必要な保険に入り損ねたりする心配もありません。まずは気軽に自分に必要な保険を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか?

<文・松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所)>

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