新郎新婦の写真
結婚・子育て
2020.10.12

結婚の準備4ステップ!結婚が決まったら必要な準備について総解説!

目次

ついに結婚が決まった!と思ったら、次は結婚生活を送るためのさまざまな準備が必要です。これから夫婦としてスタートするためにやるべきこと、順を追って詳しく解説していきます。

1プロポーズに成功したら!結婚準備で必要なことは?

2人のこれから始まる新しい生活に向けて、いろいろな準備をしていきましょう。基本的な流れは次のとおりです。

顔合わせに結婚式、もちろん手続きも重要です。やることがたくさんあって大変そうに感じるかもしれませんが、これから夫婦として長い時間を過ごしていくなら、きっとこれくらいのことは2人で協力しながら楽しく乗り越えられますよ。

4つのステップごとに、押さえておきたいポイントを解説します。

2STEP1.まずは結婚の報告と両家の顔合わせ

結婚が決まったら、まずはそのことを報告しましょう。友人や職場への報告も大切ですが、最初に報告したいのは「親」です。

結婚式をする人も入籍だけという人も、自分の親と相手の親の双方に早めに報告、そしてあいさつしておきたいところです。また、結婚は「家同士の結びつき」といった意味もあるとされているので、ぜひ両家の顔合わせもしておきましょう。

自分の親への報告

自分の親への報告は、相手の親ほどかしこまる必要はありませんので、まだ気が楽ですね。どのようにして報告するかは親子の関係性によっても変わるでしょうが、メールなどではなく、やはりゆっくり時間のあるときに直接会って聞きたいという親が多いのではないでしょうか。

お互いの親にあいさつする

2人で一緒にそれぞれの親のところに出向いて、正式に結婚のあいさつをします。これから夫婦として生活していくことになると、相手の親は「義理の母」「義理の父」になりますので、できるだけいい印象を持ってもらえるように服装やマナーにも気を配りましょう。

認めてもらえない場合は?お願いのポイント

もし親が結婚を反対している場合、報告やあいさつも一筋縄ではいかないかもしれません。親は自分の幸せを願って反対しているのかもしれませんが、自分たちの「結婚したい」という気持ちを認めてもらいたいですよね。

お願いのポイントは、親がなぜ反対しているのかを正確につかんで、その原因をなくす努力をしている姿勢を見せることです。

結婚の報告に行ったときに緊張しすぎてうまく対応できなかったのなら、何度も顔を出してきちんと想いを伝えきるようにしたり、仕事や収入の低さなどを理由に渋られているのなら、その仕事に熱心に取り組んでいる様子や将来設計への考え、収入の低さをカバーするためにどんな対策をしているのか説明したりして、とにかく誠意を示しましょう。

両家の顔合わせは結納や食事会などいろいろなケースあり

親への報告とあいさつが無事に済んだら、次は自分たちと両家の親同士が顔合わせする機会をセッティングします。昔ながらの「結納(ゆいのう)」にするのか、両家揃っての「食事会」のようなスタイルにするのか、それによって必要な準備や費用が変わってきます。

結納は、婚約の証に行われる伝統的な儀式です。仲人さんを立てて、双方の家で行う形式が古くからのスタイルですが、最近は仲人さんを立てずに格式高いホテルやレストランなどで食事会と兼ねて行う「略式結納」も行われています。

男性側から女性側に結納金(平均100万円前後)や縁起の良い結納品などを贈るのが一般的ですが、地域によっても異なります。現在では、結納を行わない人が多数派です。

  • ※「ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏 結納・両家の顔合わせの実施状況(全国推計値)」より筆者作成

地域の風習や両家の事情などにもよるので、どうすべきか迷ったら親も交えて相談して決めましょう。

3STEP2.結婚式や新婚旅行について話し合う

結婚式や新婚旅行は、小さい頃からずっと夢見て待ち焦がれてきたという人もいれば、手間暇や費用のことを考えてどちらも行わないという人もいます。夫婦で話し合って、実施するのかどうか、もしするならどこでどんな風にするのか考えてみましょう。

結婚式はどうする?

考えられる選択肢はたくさんあります。結婚式はなしでシンプルに籍を入れるだけにする、ウェディングドレスを着て写真撮影だけ行う、2人だけで結婚式をする、家族だけ呼んで会食する、友人や親戚も呼んで盛大にパーティーする、などです。2人の価値観に合ったスタイルを選びましょう。

ゼクシィが行った結婚式の披露宴を行った人を対象にした調査では、招待するゲストの数は地域差があるものの「60人前後」が平均的でした。その内訳は次のとおりです。

  • ※「ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏 招待客の平均人数(全国推計値)」より筆者作成

挙式・披露宴・披露パーティーの総額は、350万円ほどが全国平均です。ただ、内訳を見ると数字にバラつきがあるのがわかります。招待客の数やどこでどんな規模で行うのかによって、必要な費用が大きく異なるので慎重に決めたいところです。

  • ※「ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏 挙式、披露宴・披露パーティ総額(全国推計値)」より筆者作成

家族や仲のいい友人はすぐに招待すると決められても、会社関係の人や親戚はどこまでの範囲に声を掛ければいいのか迷ってしまうかもしれませんね。くれぐれも失礼がないように気をつけたいところです。会社関係は直属の上司に、親戚は親に相談して決めるのが無難です。自分たちの気持ちだけでなく、両家のバランスや会場の広さなども考慮して判断しましょう。

結婚式場も、神社、教会、ホテル、レストランなどさまざまなスタイルがあるので、「ブライダルフェア」に参加したり、実際の会場をいくつか見学したりして、2人の理想の式を叶えられそうなところを探しましょう。

新婚旅行や記念撮影について決める

結婚式の「前撮り」をする人や「結婚式はしないけど、写真は撮りたい」という人は、記念撮影はどこでどんな風に撮ってもらうか決めておきましょう。ウェディングドレスが着たいのか和装したいのか、屋内なのか屋外なのか、屋外ならどんな景色のところで撮りたいのか、桜や紅葉などもあるので撮る時期も重要です。

また、新婚旅行に行くのかどうか、行くならいつどこに行くのかも考えましょう。ゼクシィの調査によると、実に8割以上のカップルが新婚旅行に行く、もしくは今後行く予定と答えています。出発のタイミングは次のようにさまざまです。

  • ※「ゼクシィ結婚トレンド調査2019 首都圏 新婚旅行の出発のタイミング(全国推計値)」より筆者作成

結婚式後でも旅行に行けるので焦る必要はないと思われがちですが、仕事を休む日数や費用のこともあり、海外などは特に妊娠がわかってからでは行くことが難しくなるので、早めに計画しておくのがおすすめです。

4STEP3.新生活の準備

結婚式や新婚旅行といったイベントの準備も大切ですが、そのあと長く続く結婚後の生活の基盤を作ることも始めていきましょう。

新居はどうする?

これからの新生活、どこで暮らすのか話し合いましょう。すでに同棲中という方もいるでしょうし、どちらかの家で同居する、新たに部屋を借りるというパターンも考えられます。

新たに借りる場合は、新居探しと契約も大仕事です。2人でどんなエリアに住みたいのか、お互いの譲れない条件は何なのか、予算とも相談しつつ選びましょう。ネットでも物件情報を探せますので、良さそうなところに見当をつけてから、不動産屋さんに行って実際の部屋を見学させてもらうとよいでしょう。

引っ越しの準備

これから住む家が決まったら、引っ越しの準備をします。新居に住み始める時期から逆算して、引っ越し日程を決め、引っ越し業者を手配し、荷物の箱詰めなどを進めます。

引っ越し業者に依頼する費用は時期によってかなり変動します。可能であれば、転勤・進学・就職などが多い春の引っ越しシーズンを外す、平日や午後など人気のない日時を選ぶなどすると、依頼する作業量は同じでも費用を抑えることができます。

家具や家電なども、カーテンやベッドなど生活が始まったその日から必要なものを中心に、早めに購入しておくとよいでしょう。

家計の管理

また、あわせて話し合っておきたいのが、これからの家計管理についてです。

結婚前は収入も支出もそれぞれが別々に管理していた人がほとんどかと思いますが、今後もそのままで行くのか、どちらかが管理してお小遣い制にするのか、生活費の負担割合はどうするのかなど、後々困らないように2人が納得できる形で決めておきましょう。

お互いの収入、貯金、お金の使い方を知らないという人もいますが、これからは1つの家庭になるので早めにオープンにして情報を共有しておきたいですね。

5STEP4.忘れてはいけない手続きをチェック

結婚で必要なのは「婚姻届」だけではありません。住所や名前が変わることで数多くの手続きが必要になりますので、漏れがないようひとつひとつ確認しながら進めましょう。おもな手続きは以下のとおりです。

まずはこれから! 婚姻届の提出
住所が変わったら 転入届・転出届・住民票
新婚旅行で海外に行く人は早めに! パスポートの取得・氏名変更
会社への報告も忘れずに 健康保険や年金の手続き
このあとに控える各種名義変更に役立つ 運転免許証の氏名・住所変更
忘れないようリストアップを確実に 銀行や保険類、クレジットカードなどの氏名変更

婚姻届

役所で婚姻届の用紙をもらってきましょう。丁寧に記入して、印鑑を押します。自分たちだけでなく証人2人の署名捺印も必要なので、友人やそれぞれの親などにお願いして書いてもらいます。

また、婚姻届は記入だけでなく、戸籍謄本の提出も同時に必要です(本籍地のある自治体で婚姻届を提出するときは不要)。

戸籍謄本は夫婦それぞれの本籍地で発行してもらう必要があります。郵送で取り寄せることもできますが、時間がかかることもあるので早めに手配しておきましょう。

引っ越しと入籍を同時期に済ませると、役所に出向く回数を減らせるので効率的です。

転入届・転出届・住民票を取得

新生活のために住所が変わるときは、旧住所の役所で「転出届」を提出して転出証明書をもらい、新住所の役所でその転出証明書と「転入届」を提出します。このとき、新住所と新しい名前が記載された住民票もあわせて取得しておくと、運転免許証の名義変更などに利用できるので便利です。

役所ではそのほか、印鑑登録、マイナンバーカードの氏名変更、国民健康保険や国民年金の氏名変更もできます。一度ですべて済ませられるように事前に必要な手続きをリストアップしておくのがおすすめです。

また、旧住所に届いた郵便を転送してもらえるように、郵便局に「転居届」も出しておきましょう。これはネットでも簡単にできます。

パスポートの取得や氏名変更

パスポートは申請から受け取りまで1週間以上かかるのが普通です。新婚旅行で海外に行く予定の人は、早めに手配しておきましょう。すでに持っている人も、氏名や本籍地の都道府県が変わった場合は変更手続きが必要です。

健康保険や年金

健康保険や年金の手続きは、会社員や公務員の場合は勤務先がしてくれます。職場で結婚の報告をしたら、人事や総務など担当部署に手続き方法を確認しておきましょう。結婚後、扶養に入る場合も会社で手続きが必要なので申告しましょう。

自営業の方は自分で市町村役場に行って手続きします。

そのほかの氏名・住所変更

いくつもある手続きの中でも、特に運転免許証をできるだけ早く変更するのがおすすめです。顔写真付きの本人確認書類があれば、銀行など金融機関の氏名変更もスムーズにできるようになるからです。

銀行や保険類、クレジットカード、携帯電話など、自分の名前と住所を登録しているものはすべて手続きが必要です。

クレジットカードの氏名変更をするときは、引き落とし先に設定している銀行口座の氏名変更を済ませてからにしましょう。クレジットカードは氏名変更するとカード番号が変わることもあります。すると今度はそれを登録している通販サイトなどでも変更手続きが必要になります。

保険に加入している人は、氏名変更だけでなく受取人を親から配偶者に変えるならば、忘れずに行っておきます。書類提出が必要な場合はあらかじめ取り寄せておくなど、重要度の高いものから効率よく進めていきましょう。

6結婚を機に保険も見直してみては?

結婚すると、夫婦で支え合って暮らしていくことになります。守るべきものが増えるときは、保険の見直し時でもあります。結婚を機に保険を見直す人は多いです。もしどちらかが病気や怪我で働けなくなっても、お金に困らないようにするためです。実際、20代・30代の若い世代でも入院などのリスクはあります。

どんな保険が必要?

保険にはさまざまな種類があり、病気や死亡のとき以外にも役に立ちます。

  • 病気や怪我のとき……医療保険、女性保険、がん保険、介護保険
  • 亡くなったとき……死亡保険、収入保障保険
  • 働けなくなったとき……所得補償保険、就業不能保険
  • 子どものために……学資保険
  • 老後のために……個人年金保険
  • 家のリスク……火災保険
  • 車のリスク……自動車保険

自分のライフスタイルや家族に合わせて、日常のリスクにも備えておきたいですね。

7結婚準備はやることがたくさん!夫婦で協力して乗り越えよう

結婚が決まると、そのあと怒涛のように調べること、選ぶこと、決めること、実行することがたくさん出てきます。

周囲への報告、結婚式の手配、入籍手続きに新生活の準備と続き、しかも多くの場合、仕事と並行しながら短期間でどんどん進めていくことになるので、大変に感じるかもしれません。夫婦2人で手分けしたり話し合ったりして、お互いに協力しながら確実に進めていきたいですね。

文・馬場愛梨(ばばえりFP事務所代表・AFP)

AFP資格保有。自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐして伝える仕事をしている。

結婚・子育て