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家計・暮らし
2020.10.01

年収1,000万円の子育て家族はどんな暮らし?思っているほど優雅ではない?

目次

年収1,000万円といえば子育て世帯でも優雅な暮らしができると思っている人は多いのではないでしょうか。簡単に1,000万円が手元に残るのならば、それなりに優雅な暮らしも可能かもしれませんが、税金などでひかれて実際に手元に残る額はそれほど多いわけではありません。ここでは、年収1,000万円の子育て世帯の暮らしについて家計の例を踏まえて解説します。

1年収1,000万円の手取りはいくら?

年収からは、社会保険料や所得税、住民税などが差し引かれます。所得税や住民税などは収入や地域、扶養控除の有無などさまざまな要因で決まるため、手取り額には個人差があります。例えば、夫・会社員、妻・専業主婦、子供2人(小学生と中学生)の年収1,000万円世帯の手取りは約700万円です。以下では月給手取り47万円×12ヵ月、ボーナス約150万円程度で手取り714万円として、家計例と内訳を見ていきましょう。

2年収1,000万円家庭の家計例

【想定】
夫・会社員、妻・専業主婦、子供2人(小学生と中学生)
都市部在住、賃貸住宅

年収1,000万円家庭の家計例は次の通りです。

項目 費用
住居費8万円
食費6万円
水道光熱費2万円
被服費2万円
習い事費3万円
教育費5万円
日用品1万円
娯楽費2万円
医療費1万円
保険4万円
夫小遣い3万円
妻小遣い3万円
貯金8万円
合計48万円

上記を見て思っているよりも優雅ではなさそうと思った人は多いのではないでしょうか。それでは、年収1,000万円世帯では、どのような暮らしができるのか詳しくみていきましょう。

3子供2人は習い事いくらまでOKか?

子供2人の習い事には、約2万~4万円をかけられます。単純計算で1人1万~2万円です。習い事の月謝や雑費などは月5,000~1万円程度のため、家計によっては1人につき2つの習い事ができます。

4学校、小学校から私立は可能?中学校から私立は可能?

私立の小学校と中学校の学費は年100万~160万円程度です。ボーナスを充てることで、どちらか1人は私立の小学校、あるいは中学校に通えます。しかし、2人とも私立の学校に通うとなると難しいでしょう。

5妻はアルバイト必要なし?

今回の家計例は、ある程度ぜいたくをしているため、抑える余地があります。「子供2人を私学に行かせたい」、「頻繁に旅行に行きたい」などの希望がある場合は、パートやアルバイトをしたほうがいいでしょう。そうでなければ、専業主婦でも問題ありません。

6妻のママ友ランチ代はいくらまでOK?

妻の小遣いは3万円のため、高級コスメや嗜好品などを大量に購入しなければ週2回、1回につき2,000円をママ友ランチ代にかけられます。残り約1万5,000円は、コスメ代や趣味に使えるでしょう。

7家族旅行はどこに行く?(年に何回?海外も行ける?)

4人家族の場合、1泊2日の国内旅行に10万~20万円程度はかかります。そのため、ボーナスで補てんするか、貯金を切り崩すことが必要です。妻がパートやアルバイトをする場合は、毎月1回程度なら1泊2日の国内旅行に行けるでしょう。

海外旅行は行き先や宿泊日数で費用が異なりますが、30万~70万円は想定したいところです。貯金が年86万円にボーナス約150万円で236万円たまるため、行き先や宿泊日数によっては、年1~2回は海外旅行に行けます。

8車のローンはいくらまで組める?

地方は車が必須ですが、都市部では車を持たない人もいるでしょう。今回の家計例には車のローンが含まれていません。車を持つのなら、ボーナスと毎月の貯金を踏まえると頭金を多く出して、100万~150万円程度のローンに抑えることがおすすめです。100万~150万円程度であれば、5年ローンで毎月1万5,000円~2万5,000円程度の返済で済みます。毎月の貯金を減らすか、夫と妻の小遣いを5,000~1万円減らすといいでしょう。

9食費と外食の頻度は?

食費は月6万円を想定しています。子供が食べ盛りということを踏まえると一切外食しない場合でも月5万円程度はかかります。外食で1回3,000円を使う場合、月3回までの外食が可能です。

10年収1,000万円はそれほど優雅じゃない

年収1,000万円の4人家族世帯は、子供の教育費や習い事費などに家計が圧迫されるため、それほど優雅な暮らしはできません。とはいえ日帰りの国内旅行に毎月行けたり年1~2回は海外旅行を楽しめたりできるため、十分に優雅な暮らしと思う人もいるでしょう。同程度の暮らしを目指す場合は、収入を増やすか家計を見直すことが大切です。

文・加藤良大

提供・fuelle

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