手を繋いで会談を降りる新郎新婦の写真
家計・暮らし
2020.10.01

今は「ご祝儀」もキャッシュレス?マナーも確認!

目次

キャッシュレス化がますます進む今、遂に結婚式のご祝儀にもその波がやってきました。ご祝儀をキャッシュレスにできるの?と驚かれる方もいると思いますが、キャッシュレスだからこそのメリットと共に、価値観が変わりゆく時代にも守りたい贈り物のマナーについてお話しします。

1キャッシュレスご祝儀って何?

着物姿でスマホを見る女性の写真

これまでも銀行振込やクレジットカードによるキャッシュレスのご祝儀は存在していましたが、今注目を集めているのが、結婚式当日にスマホ決済を利用して贈ることができるご祝儀です。

ご祝儀のスマホ決済はとっても簡単。式場の受付で、あらかじめダウンロードしておいたスマホアプリを起動し、QRコードやバーコードの読み取りでご祝儀を送金する仕組みです。ドコモのd払いアプリやPayPayなどでサービスが始まっています。

スマホ決済を初めて利用する場合、事前に銀行口座やクレジットカードの登録が必要となりますが、現金を持ち歩く機会の減ったスマホ世代を中心に浸透しています。そのため結婚式へ招待される機会の多い年齢の方にとっては非常に親しみやすい決済方法と言えます。

2キャッシュレスご祝儀のメリットは?

ご祝儀袋の写真

便利なキャッシュレス決済が広がる一方、結婚式は伝統やしきたりを大切にする場でもありますので、ご祝儀をキャッシュレスにすることに抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。そこで「ちょっと困ったご祝儀体験」を参考に、キャッシュレスご祝儀のメリットを考えてみましょう。

贈る側

  • ・新札の準備が要らない
  • ・ご祝儀袋や袱紗(ふくさ)の扱い方に悩まない
  • ・スマホだけでも出席することが可能

熨斗(のし)や水引きのルール、金額に合わせたご祝儀袋の選び方、中袋に書く金額の大字(だいじ。旧漢字のこと)や表袋の書き方に迷ったことはありませんか?また、袱紗の扱い方が分からない場合やそもそも毛筆が苦手な方など、ご祝儀の準備は慣れないマナーが多くて大変!と感じる方もいることでしょう。でも、キャッシュレスならそんな心配は要りません。

受け取る側

  • ・金銭管理・防犯の心配がない

受付は金銭管理の負担がなく、新郎新婦は式後の金額決済やご祝儀袋の処分に悩むこともありませんね。

このように、細やかなしきたりに則って準備をする時間がない、防犯面の不安を軽減したい、気楽に結婚式を挙げたい、などといったニーズがある場合のメリットは大きいでしょう。

3キャッシュレスご祝儀のマナーは?

お祝いのメッセージカードの写真

日本では「包む」行為は相手を尊重する心の現れであると考える文化があり、ご祝儀にもその伝統が受け継がれています。それだけに、便利さばかりに頼ってしまうと、せっかくのお祝いも残念に思われてしまうかもしれません。キャッシュレスご祝儀を贈る時は、礼儀作法をより意識する必要があります。

贈る側

  • ・携帯をきれいにする
  • ・基本的なマナーを守る

縁起の良い場では、携帯画面がひび割れしていないことや清潔感に注意することが大切です。さらに、袱紗の代わりにお祝いモードの携帯ケースで飾ることでも、2人の門出を祝福する気持ちが表せます。

また、ご祝儀袋の代わりとなる携帯は両手で差し出し、心のこもった言葉を添え、式の間は携帯を使わないというマナーは言うまでもありませんね。

受け取る側

  • ・招待状で知らせる
  • ・親族、上司に相談する

事前のお知らせがあれば当日の荷物も減りますし、決済方法に戸惑うこともありません。そして、従来とは違うことを行うにあたり、両家の親族や上司にもきちんと相談して進めることが大切です。ニーズに合わせ、ご祝儀の受け取り方を選択式にすることも一つの方法です。

4キャッシュレスご祝儀で大切にしたいこと

ウェディングドレス姿の新婦と向かい合って祝福する女性の写真

結婚式は人生の大切なシーンです。贈る人は、見えないお金を「送る」のではなく「贈る」気持ちを言葉や礼儀で表すこと。そして、受け取る人はお礼をよりしっかり伝えることで、その行為が形式だけにならないよう礼儀を尽くすことが重要です。

形は変わっても、贈り物には心をこめて、相手を尊重する気持ちを大切にしていきたいですね。

文・やましたそら(CAメディア ライター)

提供・fuelle

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