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どのタイミングで医療保険って見直せばいいの?見直すコツとは

公園で遊ぶ親子の写真

「医療保険に加入したい」「医療保険を見直したい」と思っても、具体的にどういう風に見直せばいいのか、わかりませんよね。今回は、医療保険を見直すタイミングと、見直す時に注目したいポイントをわかりやすく解説します。

医療保険の見直しが「定期的に必要」な理由

「医療保険を見直したいけど、見直すポイントがわからない」そう感じる人は多いはず。けれど、わからないからといってそのまま時間が過ぎてしまうのは危険です。万一、大きな病気をしてしまったり、持病が悪化してしまったりすると、医療保険の見直しができなくなる可能性もあるからです。

健康なうちにこそ、医療保険を見直し、自分に合った保障でリスクに備えておくことが大切です。

まず、医療保険を定期的に見直すべき理由を3つ紹介していきます。

1.ライフステージが変化するから

ライフステージの変化によって、必要な保障も変わります。

年齢や家族構成、その時々のライフステージによって、必要な保障は変わります。20代の頃のベストな選択肢が、50代になっても変わらずベストな選択肢とは限りません。

ライフステージの変化にともない、その時々でベストな保障を受けられるよう、医療保険を見直すことが大切です。

2.収支が変化するから

人生において、常に収支は変化します。保険は、保険料を支払うことでさまざまなリスクの経済的負担に備える商品です。そのため、収支とは切っても切り離せません。

生活に余裕がない時は、医療保険の保障はできるだけスリムにし、保険料を低く抑える工夫が必要です。一方で、生活に余裕が生まれたら、それに見合った保障へとグレードアップした方が、いざという時も手厚い保障を受け取れます。

収支の変化を踏まえて、保障と保険料が正しいバランスになるよう、定期的に見直しをすることが大切です。

3.医療の進歩や社会の変化があるから

医療を取り巻く環境は常に変化しています。

かつては入院期間が長めだったことから、医療保険の免責期間(給付が支払われない期間)も長めに設定されていました。例えば、「免責期間が4日」の医療保険だと、4日間の入院では全く給付を受け取れません。

しかし最近は、医療費削減の観点から、入院期間は短縮される傾向にあります。このような社会の変化にともない、日帰り入院や、1日目の入院で一定日分の給付金一律で受け取れる医療保険が登場しました。

知らずに免責期間の長い医療保険に加入したままだと、実質的にほとんど給付を受け取れる機会がないということになりかねません。

また、かつては入院期間の上限も「100日以内」など長めに設定されていました。しかし最近では、長期入院が減少していることから、「30日以内」など、よりコンパクトで現状の医療に適した商品が登場しています。

【FPからのワンポイントアドバイス】

治療法は日々進歩しています。古い医療保険では、現在の治療法に対応できないことも。医療は数十年単位でも大きく変化するため、それに合わせて医療保険も見直していくことが大切です。

医療保険の見直しはこのタイミングで!

「定期的に保険の見直しを」と言われても、なかなかきっかけがつかめない人もいるでしょう。ここでは、見直しに最適なタイミングを紹介します。ご自身の状況に照らし合わせて、必要な保険を確認してみてください。

就職

就職と同時に、両親から経済的に独立する人も多いでしょう。それにともない、保険の加入を検討し始めるタイミングでもあります。

就職したての頃は、給与も十分ではなく、生活に余裕がないケースも多いはずです。健康に働いているうちはいいですが、病気で入院してしまうと、思いのほか経済的負担が重くのしかかることも。

独身で扶養する家族がいないうちは、死亡保障の優先度はそんなに高くありません。その分、医療保険に加入し、病気のリスクに備えておきましょう。

【FPからのワンポイントアドバイス】

女性特有のがんである子宮頸がんは、20代後半から増加します。男性は40代から50代以降にがんのリスクが増加しますが、20代から50代半ばにかけては女性が男性よりがんの罹患率が高くなっています。

このような背景を踏まえ、女性疾病特約やがん保険などで、若いうちから女性特有の疾病やがんのリスクに備えておくのも1つの方法です。

結婚

結婚し、どちらかがメインの稼ぎ手となる場合、死亡保障をこれまでより手厚くする必要があります。

メインの稼ぎ手に万一のことがあった場合、日々の生活に困ることはもちろんのこと、仕事を探したり引っ越したりする必要もあるからです。お金が不足した状況では、再スタートを切ることもままなりません。そのため、場合によっては医療保険の保障内容をスリム化し、その分を死亡保障に回しましょう。

共働きの場合、病気で入院した時の経済的リスクは、独身時代より少なくなります。そのため、現状の医療保険を継続するか、保障をスリム化して貯蓄を優先するのも1つです。

【FPからのワンポイントアドバイス】

女性の場合、妊娠を希望する頃には、医療保険への加入を検討しましょう。正常分娩は医療保険の対象外ですが、帝王切開などの異常分娩で要件を満たせば給付を受け取れることがあります。

妊娠が判明してから加入すると給付を受け取れないこともあるので、妊娠を考え始めたら忘れず加入を検討しましょう。

妊娠、出産

妊娠出産をした場合は、何よりもまずメインの稼ぎ手の死亡保障を優先しましょう。メインの稼ぎ手に何かあった場合、残された方が仕事と育児を両方とも担わなければなりません。このようなリスクに備え、いざという時も安心して暮らせるだけの死亡保障に加入してください。

死亡保障に加入しつつ医療保障も継続するのがベストです。しかし出産後は教育費の積み立てを始める方も多く、保険料の捻出が難しいことも。そういった場合は、医療保障のスリム化も検討しましょう。

その際に、できるだけ解約は避けましょう。保険料は年齢や健康状態によって変わるため、後から加入したいと思った時には保険料が上がってしまう可能性があります。

住宅購入

住宅ローンを組む際には、団体信用生命保険に加入することが一般的です。

団体信用生命保険は、契約者が死亡・高度障害になった際に保険金で住宅ローンの残債が一括返済される仕組みです。団体信用生命保険があれば万一のことがあっても、残された家族の住まいが確保されます。

団体信用生命保険は死亡保障にあたるため、住宅ローンを組んだ時点で、死亡保障のスリム化を検討しましょう。

保険料が下がった分、計画的に子どもの教育費を貯めていくことが大切です。この時期は、医療保険より貯蓄が優先されるタイミングです。

子どもの独立後

子どもが独立すると、教育費や子どもの生活費がかからなくなり、夫婦の生活には余裕が生まれます。同時に、自分たちの健康状態や、老後の生活が気になり始めるでしょう。

男性のがんの罹患率は、50代、60代以降に急増します。そのため、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)に手厚く備えられる保障内容への変更を検討してください。

【FPからのワンポイントアドバイス】

もしこの時点で医療保険に入っていないという場合は、早々に加入を検討しましょう。持病があったり、大きな病気を経験していたりすると「医療保険には入れないだろう」とあきらめてしまう人もいますが、最近では引受基準緩和型の医療保険も増えてきています。

健康状態が悪化すると、医療保険に入れなくなる可能性もあるので、早めに加入を検討しましょう。

定年後

定年して年金生活に入ると、保険料を少しでも安く抑えたいと思うかもしれません。しかし病気のリスクが高まり、入院回数が増える時期でもあります。保険料と保障内容のバランスを考慮し、無理のない範囲で加入を続けましょう。

医療費の自己負担額は70歳以上で2割、75歳以上で1割となりますが、通院や入院の頻度が増えることを考慮すると、やはり医療保険の必要性は高いといえます。また、70歳以上で所得が一定額を超えている場合は2割、現役並みの所得がある場合は、引き続き3割負担になることも考慮しなければなりません。

保険の更新時

「定期型」の医療保険は、保険期間の満了をもって契約が終了します。一方、「更新型」の医療保険は、更新時期になると保険料が年齢に応じて変わりますが、保険終了の連絡をしない限り、基本的に自動更新されます(更新の連絡は届きます)。

保険料が上がったタイミングで、「本当に保険料に見合った保障か」「自分たちにとって必要な保障か」「収支とのバランスはどうか」といった点を改めて検討してみてください。場合によっては、他の医療保険に切り替えたり、保障内容をスリム化したりするのも1つです。

医療保険を見直す際に注意すべきこと

【FPからのワンポイントアドバイス】

医療保険を見直す際、いくつか注意点があります。無保険状態になったり、保険料の負担が重くなってしまったりすることもあるので、注意点を踏まえて保険の見直しを行いましょう。

保険料は契約年齢とともに上がる

一般的に、契約年齢の上昇とともに医療保険の保険料も上がります。これは、加齢とともに病気のリスクが高まるからです。そのため、新しい保険に切り替える時は、保険料の上昇に注意しましょう。

一方で、保険料が上昇したとしても、現代の治療法に適した保障を受けられるなどのメリットもあります。保険料が上がることを認識しておくことは大切ですが、保険料だけにとらわれず、保障内容を踏まえて保険の見直しを検討しましょう。

健康状態によっては加入できないことがある

直近に入院していたり、持病があったりする場合、医療保険への加入が難しくなるケースがあります。健康状態によっては加入できない、あるいは加入に条件がつくなどといったこともあります。その点も踏まえて、医療保険の見直しをする必要があります。

しかし最近では、持病があっても加入できる引受基準緩和型の医療保険や、告知項目の少ない医療保険の商品も登場しています。

「健康状態がよくないから」「持病があるから」と医療保険への加入をあきらめてしまうのはもったいないことです。悪化する前であれば加入できることもあるので、健康状態に不安がある人こそ、早めに加入を検討してみてください。

【FPからのワンポイントアドバイス】

医療保険の見直しの際には、無保険状態を避けるため、新規加入した保険の保障が開始してから現在契約中の医療保険を解約することが重要です。

解約返戻金の有無

「解約返戻金」とは、保険の加入期間に応じて、解約時に受け取れる金額のことです。保障を受けつつ、貯蓄もできるという特徴があります。

一方で、解約返戻金がある分、掛け捨ての医療保険より保険料は割高になります。保険の見直しにより保険料を抑えたいなら、掛け捨て型を選びましょう。

医療保険はライフステージに合わせて定期的に見直そう

「定期的に保険を見直すべき」とわかっていても、忙しいとなかなか相談に行く時間がとれません。ドコモスマート保険ナビなら、自分の好きなタイミングで医療保険の見直しが可能です。ライフステージや収支に変化があった時、健康状態に不安を覚えた時、思い立ったタイミングでシミュレーションをしてみてください。定期的に保険を見直すことで、自分にとって本当に必要な保障を受けることができるでしょう。

  • ※ 本記事は2023年9月1日時点の内容であり、将来の商品改定によっては内容が変更になる可能性がございます。
  • ※ 本記事は2020年7月15日にNTTドコモより掲載された記事を一部改変したものが含まれています。 掲載にあたっては、NTTドコモの転載条件を遵守しています。
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