自動車保険の弁護士費用等補償特約とは?
車・自転車
2020.02.20

自動車保険の弁護士費用等補償特約とはどんなサービス?必要性や使うシーン、メリット・注意点まで解説!

目次

自動車保険に加入するときに「弁護士費用等補償特約」があることを知り、どのような特約なのか気になる方は多いのではないでしょうか。自分にとって必要なものかどうか判断のためにも、弁護士費用等補償特約の必要性や活用シーン、メリットなどを知っておきたいですよね。

そこで、今回は保奈美さん&保険先生と共に、弁護士費用等補償特約について勉強していきましょう!

保奈美


自動車保険に入っているが、弁護士費用等補償特約をつけていない。
車で事故を起こしたときの弁護士費用などが分からないため、理解を深めたいと考えている。

保険先生

保険先生
保険のことなら何でもお任せ!フィナンシャルプランナー1級を保有している保険のプロ。保険初心者の方に、わかりやすく丁寧に保険を説明するのが得意。

1弁護士費用等補償特約とは

保奈美

先生よろしくお願いします!
今回は、弁護士費用等補償特約について教えてください。
車で事故を起こしたことがないから、弁護士にどれくらい費用を払うのか分からないんです。

保険先生

ふむふむ。車で事故を起こしたことがない人からすれば、そうだよね。
事故にあった時、弁護士に交渉を依頼すると費用としてかなり高額な費用を支払うことになるかもしれないんだけど、特約を付けていると自己負担の額がかなり減る場合もあるんだよ。

保奈美

高額…どのくらいのお金が必要なのでしょうか、不安です…。

保険先生

そうだよね。不安ばっかりあおるのもよくないので、まずは特約の特徴や、一般的に弁護士にはいくら支払う必要があるのか説明しましょう。

弁護士費用等補償特約とは、どのような特約なのか、特徴と必要な理由について詳しくみていきましょう。

弁護士費用等補償特約の特徴

弁護士費用等補償特約は、自動車事故で相手方に法律上の損害賠償請求をする際、もしくは相手方から損害賠償請求をされた際に負担した弁護士費用(保険会社によっては司法書士費用・行政書士費用も含む)を保険で支払える特約です。一定の限度額内で、相談料や着手金、成功報酬金などが支払われます。

弁護士費用等補償特約が必要な理由

弁護士費用等補償特約は、次のように、トラブルの際に役立ちますので、必要性が高いと考えられます。

・自分が事故を起こしてしまう場合もあるため

ちょっとした不注意で自分が事故を起こしてしまう可能性はゼロではありません。相手方との交渉が上手くいかないことも想定されます。

そんな時、弁護士費用等補償特約があれば、費用の心配は軽減され弁護士に示談交渉等をお願いすることができるでしょう。

・追突事故、もらい事故では被害者本人による示談交渉が必要なため

保険に加入している場合、自動車事故で過失割合が「10:0」、「0:10」のケースを除き、保険会社が示談交渉を代行します。しかし、停車中に追突された場合など被害者の過失割合が0になる場合は、加入している任意保険の支払いが発生しないため、示談交渉は自分で行わないといけません。

専門家である相手方の保険会社と自分で示談交渉する場合、保険会社の対応に困ったり、原因が分からない症状を後遺症と訴えられるなどの不当な要求を飲まざるを得なくなったりする可能性があります。そのような場合、弁護士費用等補償特約に加入していれば、費用負担を抑えて弁護士に示談交渉の代行を依頼できるのです。

・自費での弁護士依頼は採算が合わない可能性もあるため

弁護士費用等補償特約をつけていなくても、弁護士には依頼できます。しかし、自費での弁護士依頼は、獲得できる金額よりも弁護士費用の方が高くなってしまうリスクがあるでしょう。相談料や着手金、実費、成功報酬など、費用が発生するタイミングが多く、総費用も高くなります。弁護士費用等補償特約をつけると、限度額の範囲内であれば自己負担が0になるため、気軽に弁護士に相談できます。

自動車事故では、修理に多大な費用がかかる場合もあるため、可能な限り弁護士費用を抑えたいところでしょう。ご参考までに、弁護士に依頼した場合にかかる費用について一例をご紹介します。(金額は全て税別)。

▼着手金(例)
請求額 弁護士に支払う費用
125万円以下 10万円
125万円超300万円以下 請求額の8%
300万円超3,000万円以下 請求額の5%+α(数万円)
▼成功報酬(例)
回収額 弁護士に支払う費用
300万円以下 回収額の16%
300万円超3,000万円以下 回収額の10%+α(数十万円)
3,000万円超3億円以下 回収額の4%+α(数百万円)

その他、手数料や弁護士日当、実費(収入印紙代・交通費・謄写料・宿泊費など)がかかります。

2どんなシーンで弁護士費用等補償特約は使うの?

保奈美

限度額の範囲内だったら自己負担が0になるのは安心ですね!

保険先生

そうだね。あとは、特約の概要がわかっても、いざ事故が起きるとパニックになって、利用シーンを思い出せなくなったりするから、その辺も抑えておきましょう。

保奈美

はい!しっかり学びたいと思います!

弁護士費用等補償特約は、どのようなシーンで活用できるのか詳しくみていきましょう。

主な活用シーン

・示談交渉、書類作成は専門家に任せたい

自動車事故で示談交渉する際には、交通事故証明書や修理の見積書、事故発生状況報告書、診療報酬明細書など、さまざまな書類が必要です。また、法的拘束力のある示談書を正しく作成しなければなりません。
このような示談交渉と書類作成を専門家に任せたい場合に、弁護士費用等補償特約が役立ちます。弁護士であれば、自動車事故のケースに応じて必要な書類を把握しているため、手続きに困ることは無さそうです。

・過失割合について相手と話がまとまらない

過失割合について相手と話し合うのは、加入している保険会社の担当者です。そのため、安心して話し合いを任せられるイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。しかし、時には納得できない過失割合を提示されます。
そのような場合に、弁護士に過失割合の交渉を任せることで、納得できる形で解決する可能性が高まります。弁護士は、現地調査や損傷箇所の調査を経て、過去の判例も踏まえた示談交渉ができるため、相手方も納得しやすいのです。

・賠償請求に相手が応じてくれない

自動車事故の際には、相手方に対して経済的損害と精神的損害の賠償請求が可能です。しかし、相手方が損害賠償の請求額に異議を唱える場合があります。このような場合に弁護士へ依頼すれば、法律や過去の判例を踏まえた妥当な損害賠償請求で話が進めやすくなります。

・相手が交渉に応じてくれない

相手が示談交渉に応じてくれない場合、弁護士に任せれば、法的手段をもってトラブル解決に努めてくれます。弁護士が代理人として示談交渉を持ちかけると、相手方の対応が大きく変わることは珍しくありません。
また、民事調停や裁判になった場合には、弁護士が代理人としてサポートしてくれるため心強いでしょう。結果的に、より有利な条件で解決する可能性もあります。

3弁護士費用等補償特約のメリット、注意点

保奈美

特約に入っておけば、示談交渉から書類作成まで幅広くサポートしてくれるんですね。

保険先生

そうそう。
でもね、補償対象外になるときもあるから、気をつけないといけないんだよね。

保奈美

え、それはどんな時なんですか?

保険先生

そうだよね。一概に説明するのは難しいので、特約のメリットと注意点をあわせて説明していきましょうか。

弁護士費用等補償特約には、次のようなメリットと注意点があります。

メリット

弁護士費用等補償特約をつけるメリットは次の通りです。

・費用を心配することなく弁護士に相談できる

弁護士費用等補償特約をつけることで、獲得できる金額より弁護士に支払う費用の方が高くなるという心配が軽減されます。そのため、気軽に弁護士へ依頼することが可能です。費用が気になり、弁護士への依頼を諦めてしまうと、結果的に泣き寝入りすることになる可能性が高まります。弁護士に依頼できることは、弁護士費用等補償特約の大きなメリットです。

・早期に交渉、解決できる

早い段階で弁護士に依頼できれば、示談交渉や損害賠償請求がスムーズに進み、早期にトラブルが解決します。トラブルの解決が遅くなると精神的な負担も大きくなるため、弁護士に依頼すべき事案では、迷うことなく依頼することが大切です。

・被害者自らが示談交渉を行わなければならないという精神的ストレスから解放される

加害者や相手方の損害保険会社と直接示談交渉を行うことは、被害者にとって大きなストレスです。弁護士に依頼すれば、そのようなストレスを感じることなく示談交渉を進められます。示談交渉によって強い精神的ストレスを感じると、自動車の運転がこわくなったり、大きな不安を感じたりする恐れがあるため、積極的に弁護士に任せることが大切です。

注意点

弁護士費用等補償特約をつける際には、次の注意点を押さえておきましょう。

・保険料がかかってしまう

弁護士費用等補償特約をつける場合、保険料に費用が加算されます。加算額は、インターネットや電話経由で契約する通販型と、代理店を通して契約する代理店型で一般的に異なります。また、車種や運転手の年齢などの影響も受けるため、厳密な相場は存在しません。

・以下の場合は補償対象外

弁護士費用等補償特約は、すべての自動車事故の際に利用できるわけではありません。適用条件は保険会社によって異なりますが、次のような場合は対象外となることがほとんどです。

  • ・故意または重大な過失によって自分が受けた損害
  • ・無免許運転や麻薬の摂取、飲酒などによる運転によって自分が受けた損害
  • ・記名被保険者とその家族、被保険者の父母、配偶者、子、契約している車の所有者に対する損害賠償請求
  • ・台風、洪水、高潮によって起きた損害

上記のほかにも対象外のケースがあるため、約款を確認したり、加入している保険会社に問い合わせましょう。

・補償をいろいろ付帯した結果、保険料が高額になる

自動車保険には弁護士費用等補償特約のほかにも、人身傷害特約や無保険車傷害特約、代車提供特約など、さまざまな補償が付帯できます。複数の補償を付帯した結果、保険料が高額になる場合があるため、慎重に検討しなければなりません。
ドコモが提供する「ドコモ 1日自動車保険」であれば、1日(24時間)500円~の手頃な料金で補償を受けられます。自動車保険に付帯したい特約もそろっているため、カーライフに合わせたプランを選ぶことが可能です。

申し込みも携帯電話から簡単に行える点が魅力ですね。また、保険料も月々の携帯電話料金と一緒に請求されるため、別途手続きの必要もありません。

4ドコモ 1日自動車保険をご紹介!

ドコモが提供する「ドコモ 1日自動車保険」は、手頃な料金で充実した補償を受けられる自動車保険です。その魅力と特徴をご紹介します。

①補償内容は3つのプランによって異なる

ドコモ 1日自動車保険」は、1日(24時間)500円から加入できる「車両補償なし」、1日(24時間)1,500円の「車両補償あり(スタンダード)」、1日(24時間)2,100円の車両補償あり(プレミアム)」の3つのプランに分かれています。それぞれ補償内容が異なり、ニーズに合わせたプランを選ぶことが可能です。

②自動車保険の補償範囲

3つのプランそれぞれの補償範囲は次の通りです。

・対人賠償責任保険(全プラン無制限)

自動車事故によって他人にケガをさせた・死亡に至った場合の補償です。

・対物賠償責任保険(全プラン無制限)

自動車事故で他人の車や所有物を壊したときの補償です。

・搭乗者傷害特約(全プラン1,000万円の一時金払)

自動車事故による搭乗者の死亡、ケガ、後遺障害に対する補償です。

・自損事故傷害特約(全プラン対象)

相手がいない自動車事故における自分や家族の死亡、ケガ、後遺障害に対する補償です。

・借用自動車の復旧費用の補償特約

自動車事故で借りた車を修理したとき、または新しく購入した場合に受けられる補償です。「車両補償あり(スタンダード)」は保険金300万円、自己負担額15万円、「車両補償あり(プレミアム)」は保険金300万円、自己負担額10万円です。

・弁護士費用等補償特約

弁護士費用等補償特約は、「車両補償あり(プレミアム)」にのみ付帯されます。保険金は300万円です。

・車両搬送・緊急時応急対応費用補償特約およびサービス(全プラン対象)

自動車事故や故障によって、借りた車が走行不能になった際に、修理工場へのレッカー移動とその場での応急処置を受けられる補償です。保険金は、全プラン15万円です。

・被保険者の複数人設定

記名被保険者のほか、最大3名まで被保険者を設定できます。利用には、「車両補償なし」が250円、「車両補償あり(スタンダード)」が750円、「車両補償あり(プレミアム)」は1,050円の追加保険料が必要です。追加保険料は追加する人数に関わらず定額となっています。

③事故対応サービスの紹介

ドコモ 1日自動車保険」は、次の3つの事故対応サービスを受けられます。

・安心のサポート体制

全国240ヵ所ある国内損害サービス拠点で、1万名を超える東京海上日動のスタッフが借りた車の事故対応をサポートします。

・事故現場アシスト

借りた車で事故にあってから24時間、充実したサポートを受けられます。電話による事故対応のアドバイス、修理工場や病院などの手配が可能です。

・付帯サービス

事故や故障時のレッカー搬送、車のトラブルや緊急対応などのほか、スペアタイヤ交換やバッテリーの点検、インロック時のカギ開け、燃料切れのときのガソリン配達、故障相談などの各種サービスがついています。

>>ドコモの保険サービス「ドコモ 1日自動車保険」の詳細はこちら

5車の事故に備えて弁護士費用等補償特約も検討しよう!

保奈美

分かりやすい説明ありがとうございました。1日(24時間)単位からなので、気軽に入れそうな特約ですね。

保険先生

そうそう。それに加えて、申し込みは携帯電話からできるから簡単だよね。
ドコモユーザーだと保険料も月々の携帯電話料金と一緒に請求されるから、別途手続きの必要もないんだ。

保奈美

保険料の払い忘れも防げそうで安心ですね。

弁護士費用等補償特約は、示談交渉や損害賠償請求などにかかった弁護士費用を一定額内で補償する特約です。付帯しておくことで、気軽に弁護士への依頼が可能となります。弁護士費用等補償特約の保険料は保険会社によって異なりますが、「ドコモの1日自動車保険」の「車両補償あり(プレミアム)」であれば、300万円の保険金を受け取れます。できるだけ弁護士費用等補償特約を付帯して、事故発生時のトラブルにしっかり備えましょう。

※本記事は2020年1月1日時点の内容であり、将来の商品改定によっては内容が変更になる可能性ございます。

【監修者】
田尻 広子(たじり ひろこ)

2級FP技能士
証券外務員第一種

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