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保険の基礎知識
2020.10.01

保険を最後に見直したのはいつ?知っておきたい見直しの「タイミング」

目次

社会人の皆さんはさまざまな保険に加入していると思いますが、それらの保険を最後に見直したのはいつでしょうか。新社会人の時に加入して、それから変わっていないという人もいるのではないでしょうか。保険というものは、それほど頻繁に見直しをする必要はありませんが、それでもライフステージごとの見直しは必要です。今回は、保険を見直すタイミングをご紹介します。

1なぜ、保険の見直しが必要なのか?

保険の本来の目的は、自分に万一のことがあった場合の備えです。例えば、自分が病気やケガなどで働けなくなった場合に、自分の生活を守るために加入するのが医療保険であり、自分が亡くなることで生活が苦しくなる家族のために加入するのが生命保険です。

ライフステージが進むごとに、自分の生活のために必要なお金や周りの人との関係も変わってきます。そのため、大きく環境が変わった時には保険も見直す必要があるのです。

2【ライフステージ別】保険を見直す5つのタイミング

1.結婚したとき

最初の見直しのタイミングは、結婚した時です。結婚すると、保険の目的が「自分のため」から「家族のため」に変わります。

片方が仕事をやめる場合はもちろん、共働きでも配偶者が仕事を減らしたり、元々収入に大きな差があったりする夫婦は、より多くの収入を得ているほうに万一のことがあると、生活水準を保つことが難しくなります。

このような場合、ある程度の期間残されたほうの生活を保障するための備えが必要になります。

また、離婚した時も保険を見直すタイミングです。独身に戻った場合は配偶者のための保障は必要なくなるので、死亡保障などは解約または減額できます。減額する場合は、保険金の受取人を親などに変更しておきましょう。

次の「2.子どもが生まれたとき」とも関連しますが、もし子どもがいる状態で離婚し、母子家庭や父子家庭になった場合は、子どもの将来のために保障を増やすケースもあります。

2.子どもが生まれたとき

子どもが生まれるということは、自分に万一のことがあると生活に困る人が増えることを意味します。そのため、加入している保険を夫婦ともに手厚くする必要があります。

親にもしものことがあった場合の死亡保険もそうですが、特に貯金が少ない家庭では、病気やケガで働けなくなった時の医療費が家計を圧迫することもあるので、必要に応じて保障を追加しましょう。

3.住宅ローンを組んだとき

マイホームを購入するために住宅ローンを組むと、多くの場合団体信用生命保険に加入することになります。この保険は契約者に万一のことがあると、以降の住宅ローンの支払いが免除されるものです。

住居費も含めて死亡保障を組んでいた場合は、住宅ローンが免除される分だけ保障を減らすと保険料が安くなります。

4.転職や自営業になったとき

一念発起して転職したり、独立したりすることで収入が大きく変化した時も、保険を見直すタイミングです。自営業になると、会社員の時とは公的保険の種類が変わります。

最も大きな違いは、働けなくなった時にお金を受け取れなくなることです。会社員であれば、働けなくなるとそれまでの給与の約3分の2に当たるお金(傷病手当金)が支給されますが、自営業者は働けなくなると収入が途絶えてしまいます。よって、働けなくなった場合に備える就業不能保険などを検討することをおすすめします。

5.子どもが独立したとき

子どもが経済的に独立すると、万一の際に残された子どもの生活費と教育費の備えが不要になるため、必要保障額は一気に少なくなります。死亡保障は残された配偶者の生活費だけでいいので、保険を見直して保険料の減額を検討しましょう。

保険料が減った分、夫婦2人の老後の準備に力を入れます。医療保険を見直したり、貯蓄型の保険もしくは貯金などで老後資金を貯めてたりしていきましょう。

3【その他のタイミング】

1.保険料が負担に感じたとき

公的な保障を知っておく
収入に対して保険料が多いと感じた時も、保険を見直す良いタイミングかもしれません。まずは自分に万一のことがあった場合、公的な社会保険からどれくらい保障を受けられるのかを把握しておきましょう。

病気で入院したら前述の傷病手当金が受け取れますし、高額な治療費を払った時に払い戻しが受けられる高額療養費制度などもあります。他にも、障害が残った場合に受け取れる障害年金や、万一のことがあった場合の遺族年金など、会社員の公的な社会保障は手厚くなっています。

2.保険が更新・満期を迎えたとき

保険を比較検討していると、「更新」や「満期」という言葉がよく出てきます。「更新」は保険料が上がったり保障内容が下がったりするタイミングで、「満期」は保険期間が終わる時期です。

例えば、10年更新の保険では10年ごとに保険料が上がったり保障内容が下がったりしますし、80歳満期の保険は契約者が80歳になると保険期間が終了します。

満期を迎えると保障がなくなるので、必要なら別の保険を探す必要がありますが、更新時も保険を見直す良いタイミングです。更新型の保険では若い時は保険料が安くても、更新のたびに保険料が上がり、高齢になる頃にかなり高額になるケースが多いからです。

老後ますます重要になる医療保険などは、今より保険料が多少上がっても、保険料が一生涯変わらない保険や、終身型のものを検討してみましょう。

4保険ですべてを備えようとしないことも大切

保険は万一の時に備えるものですが、子どもの教育費や老後資金は必ずしも保険で備える必要はありません。貯金や投資のほうが、効率が良いこともあります。保険料が高い場合は、加入している保険が何に備えるものかを見直し、本当にそれを保険で備える必要があるのか、考えてみるべきです。

5保険切り替え時の注意点

今の保険を解約して新しい保険に加入する際は、保障期間に空白が生じないように気をつけましょう。保険料を重複して払うのはもったいないですが、新しい保険契約がスタートする前に古い保険を解約してしまうと、その間に万一のことが起こるとどちらの保障も受けられませんし、新しい保険に加入できない可能性もあります。

始めから1ヵ月は保険料を重複して払うことを想定し、新たな保険の1回目の保険料の支払いが済んでから、古い保険を解約するようにしましょう。

6人生の転機には保険も一緒に見直そう

保険の見直しのポイントは多くありますが、今回は「見直しのタイミング」について説明しました。昔一生懸命考えて加入した保険でも、ライフステージが変われば保障内容が合わなくなっていることはよくあります。人生の転機を迎えたら、ぜひ保険も一緒に見直してみてください。

※本記事は2020年9月1日時点の内容であり、将来の商品改定等によっては内容が変更になる可能性がございます。

文・松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所)

提供・fuelle

募文番号20-T02381(2020年9月作成)

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